今回から頸椎、主に首肩にまつわることを
一つ一つ紹介していきます。
今回は第一回ということで首の構造から
紹介していきますね😄
首の骨は全部で七つあります。
それぞれが関節している訳ですが
特徴的なのが背骨はS字状になってカーブを
作っていることです。
何故カーブを作っているかというと
問題は重たい頭です。
頭は実は結構重たくて大体7~8キロぐらいは
あります。(ボーリングの玉ぐらい)
そんな頭を首が支えている訳ですから首が真っすぐでは
負担が凄くかかるので、S字状にすることで
分散され負担が軽くなるという仕組みです。
では骨の紹介です↓
①第一頸椎(環椎) (C1)
背骨の中では変わった形をしているのが首の
一番目の骨です。
上は後頭骨と、下は第二頸椎(歯突起)と関節
しています。
首の動きは皆さん知っての通り、下を向く・
上を向く・左右に曲げる又は回す等あらゆる
動きが出来ますよね。
その中でも振り向いたり首を回す動きは
第一頸椎と第二頸椎が関節して出来る特別な
動きです。
もちろん筋肉の働きもありますが、特殊な形を
しているから回すことが出来るようになってます。
何しろ万能な1、2頸椎なので3~7頸椎と比べても
その動きはトップクラスです。
また環椎というのは輪っかのような形をしているので
環(輪っか)の骨で環椎と言われています。
②第二頸椎(軸椎) (C2)
これが第二頸椎でよく見るとこれまた変わった
形をしています。
上から見た図ですがなんか上が歯突起といって
上に長く飛び出ています。
この歯突起が第一頸椎(環椎)の穴にはまり関節を
作っています。→環軸関節
背骨の中でこのような関節をしている骨はこれ
以外にはありません。
この関節のおかげで後ろを振り向いたり
グルグル首を回したりする動きが可能に
なるんですね。
ちなみに棘突起というのは後ろにある骨で
ほとんどの人は背中で触ることが出来ます。
③第三頸椎~第七頸椎(C3~C7)
第三~第七頸椎はそれぞれが関節を作り
共に同じ働きをします。
第七頸椎だけは隆椎と呼ばれ、頸椎の一番
最後の骨となります。
首を触って下を辿っていくとはっきりと触れる
骨があることから隆椎と呼ばれています。
第七頸椎の下は胸椎になるのでまた別の領域になります。
ここまで頸椎の並びと名称について紹介して
いきましたが、これだけでは骨同士が
ぶつかりそうですよね。
なので背骨一つ一つの間には骨同士が当たらないように
椎間板という軟骨が存在しています。
これがクッションになって骨同士が当たらないように
なり様々な動きを可能にしています。
また違う項で紹介しますが、このクッションが
出て行ってしまうことでヘルニアとなります。
なってる方結構いらっしゃいますよね😅
背骨の中でも首が一番大事な理由として
首周辺には脳に繋がる重要な血管もありますし
頸椎と頸椎の間には腕や手に繋がる神経も
あります。
骨と骨の間に椎間板、そして靭帯で補強されて
おり、動かす筋肉も骨から骨へと付いています。
とても複雑な構造だと分かりますね。
ここまでで首の構造はお分かり頂けたでしょうか?
次回は頸椎の役割を紹介していきますので
よろしくお願いします😄
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