2019年8月18日

頸椎の構造

今回から頸椎、主に首肩にまつわることを

一つ一つ紹介していきます。

今回は第一回ということで首の構造から

紹介していきますね😄

首の骨は全部で七つあります。

それぞれが関節している訳ですが

特徴的なのが背骨はS字状になってカーブ

作っていることです。

何故カーブを作っているかというと

問題は重たい頭です。

頭は実は結構重たくて大体7~8キロぐらいは

あります。(ボーリングの玉ぐらい)

そんな頭を首が支えている訳ですから首が真っすぐでは

負担が凄くかかるので、S字状にすることで

分散され負担が軽くなるという仕組みです。

では骨の紹介です↓


第一頸椎(環椎) (C1)



背骨の中では変わった形をしているのが首の

一番目の骨です。

上は後頭骨と、下は第二頸椎(歯突起)と関節

しています。

首の動きは皆さん知っての通り、下を向く・

上を向く・左右に曲げる又は回す等あらゆる

動きが出来ますよね。

その中でも振り向いたり首を回す動きは

第一頸椎第二頸椎が関節して出来る特別な

動きです。

もちろん筋肉の働きもありますが、特殊な形を

しているから回すことが出来るようになってます。

何しろ万能な1、2頸椎なので3~7頸椎と比べても

その動きはトップクラスです。

また環椎いうのは輪っかのような形をしているので

環(輪っか)の骨で環椎と言われています。

第二頸椎(軸椎) (C2)




これが第二頸椎でよく見るとこれまた変わった

形をしています。

上から見た図ですがなんか上が歯突起といって

上に長く飛び出ています。

この歯突起第一頸椎(環椎)の穴にはまり関節を

作っています。→環軸関節

背骨の中でこのような関節をしている骨はこれ

以外にはありません。

この関節のおかげで後ろを振り向いたり

グルグル首を回したりする動きが可能に

なるんですね。

ちなみに棘突起というのは後ろにある骨で

ほとんどの人は背中で触ることが出来ます。

第三頸椎~第七頸椎(C3~C7)




第三~第七頸椎はそれぞれが関節を作り

共に同じ働きをします。

第七頸椎だけは隆椎と呼ばれ、頸椎の一番

最後の骨となります。

首を触って下を辿っていくとはっきりと触れる

骨があることから隆椎と呼ばれています。

第七頸椎の下は胸椎になるのでまた別の領域になります。

ここまで頸椎の並びと名称について紹介して

いきましたが、これだけでは骨同士が

ぶつかりそうですよね。

なので背骨一つ一つの間には骨同士が当たらないように

椎間板という軟骨が存在しています。

これがクッションになって骨同士が当たらないように

なり様々な動きを可能にしています。



また違う項で紹介しますが、このクッションが

出て行ってしまうことでヘルニアとなります。

なってる方結構いらっしゃいますよね😅

背骨の中でも首が一番大事な理由として

首周辺には脳に繋がる重要な血管もありますし

頸椎と頸椎の間には腕や手に繋がる神経

あります。

骨と骨の間に椎間板、そして靭帯で補強されて

おり、動かす筋肉も骨から骨へと付いています。

とても複雑な構造だと分かりますね。

ここまでで首の構造はお分かり頂けたでしょうか?

次回は頸椎の役割を紹介していきますので

よろしくお願いします😄





























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