今回は上半身、特に肩関節周りの骨の構造を
紹介していきます。
どんなものがあるかといいますと
①肩甲骨
②鎖骨
③胸骨
④上腕骨
があります。
順番に紹介していきますね。
①肩甲骨
4つの中では一番知名度が高いのでは
ないでしょうか?
肩甲骨というのは背中に左右ある骨ですよね。
この図は前から見た図で鎖骨も一緒に付いてますが
後ろから見ると翼のような形をしています。
首や腰はもちろん重要ですが肩甲骨もなくては
ならないとても重要な骨です。
役割としては肩の運動全般と内臓の保護です。
肩甲骨の外側に関節窩という窪みがあり、そこと
上腕骨が関節することにより肩関節が形成されます。
また、肩甲骨の外側に細く伸びている骨があります。
これを肩峰といい、鎖骨の外側と関節を作り、
肩鎖関節が形成されます。
もしも肩甲骨が動かなくなったら腕を真上に
上げたり回したりすることが出来なくなってしまいます。
この肩甲骨ですがみなさん、どうやって付いているか
ご存じでしょうか?
実はどこにも付いていない宙ぶらりん状態なのです。
周りの筋肉や靭帯が他の骨と繋がっているだけなので
自由自在に動く骨ということです。
なので筋肉にとても左右され、肩こりや姿勢にも
よく影響されます。
話題でよくあがっている肩甲骨はがしが有効なのも
肩甲骨を動かすことが目的なので肩こりや
腕の上がりにくい人には効果的です。
このようにとても大事な骨なので意識して
みて下さいね😄
②鎖骨
鎖骨はあまり知られてないですよね😅
あるのは知ってても役割とかは僕も勉強
する前までは知りませんでした。
鎖骨の役割は2つあります。
1つ目は腕を上げる時に肩甲骨と一緒に
少しずつ動いて真上まで上げる役割です。
2つ目は肩への衝撃を和らげるクッションの
ような役割をしています。
これまた大事な骨なので覚えておきましょう。
③胸骨
さらによく分からない骨ですよね😅
左右の鎖骨の内側と関節している真ん中にある
骨で、上から胸骨柄・胸骨体・剣状突起の
3つからなる骨です。
腕の動きとは全く関与しませんが、胸骨の役割
として胸郭を形成する役割があります。
胸郭に関してはまた違う項で紹介しますね😄
④上腕骨
上腕骨というのは名前の通り上腕の骨、
そのままですね😅
肩甲骨とこの上腕骨が関節することで
肩関節となって腕を動かす仕組みになっています。
特徴的なのが肩甲骨の窪みに対して上腕骨は
上の方が丸い形をしているのでどのような
動きにも対応しているということです。
・腕を上に上げる
・腕を下げる、後ろへ伸ばす
・腕を外から回す(耳へ近づける)
・腕を内へ近づける
・腕を外へ捻る(ボールを投げる)
・腕を後ろへ回す(背中をかく)
なんとこれだけの動きを可能にしているので
当然筋肉も沢山付いています。
上腕骨と肩甲骨の関係お分かり頂けたでしょうか?
肩の動きには上腕骨と肩甲骨と鎖骨
が関与することでパフォーマンスを発揮します。
次回は首肩周りの筋肉や神経について紹介して
いきますのでよろしくお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿