2019年12月1日

テニス肘について詳しく紹介

今回はテニス肘について紹介していきます。

一体どんな状態の肘なのか、これだけでは

分かりませんね😅

一般的にスポーツの名前が付いている病名は

このスポーツをしている人が痛めやすい部分を

表しています。

やったことのある人なら良く分かると思います。

具体的に    ・何故なるのか?
        ・どの場所にどんな痛みがあるのか?
            治療法は?
        ・予防方法は?

について紹介していきますね。


テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

「由来と原因」

名前の由来は名前の通り、テニスをして負傷する

場所が外側に多いことからテニス肘と呼ばれて

います。

ここでいうのはバックハンドで打つことによる

負傷で一番多い負傷です。

この打ち方難しいですもんね😅





僕はテニスあまりしたことがないのですが

バックハンドで打つって難易度が結構高そうな

イメージがあります。

基本をちゃんと教えてくれる人がいて

フォームをしっかり出来ていないと痛める確率が

上がってしまうでしょうね😅

ということから、小さいころから始めてる人よりも

中年ぐらい、もしくは急に始めたりした人の方が

テニス肘になる人が多いです。

僕も始めたらなるかもしれませんね😅

バックハンドによるものが大半で、
フォアハンドで打った時に負傷する内側上顆炎

ありますが、これはまあ置いときましょう。

テニス肘になる仕組みとしては

テニスを繰り返ししていると筋肉に疲労が溜まり、

外側上顆に付いている筋肉の腱が炎症を起こして


痛くなります。


外側上顆に付いている筋肉として

長橈側手根伸筋
短橈側手根伸筋
総指伸筋

の3つが関係深いといわれていて、特に②が

負傷することが多いです。

とはいえ、テニスをしている人がみんな負傷して

いるわけではないです。

まだ若い人はほぼほぼなることはないので大丈夫

ですが、問題は年を重ねてからですね😅

スイングするにもフォームが大事ですから

ある程度正しいフォームでしないと過度に負担が

かかり、負傷しやすくなります。

我流で繰り返ししたり初心者が急にやり過ぎたり

するとこれまた負傷しやすくなります。

他にもテニス以外の手や腕を使う作業で同じように

痛めた場合でもテニス肘というのでそこはややこしい

ですね😅

そんなテニス肘ですが、どんな治療法があるのか?

順番に見ていきましょう。

・アイシング

痛いところを冷やしましょう。

・湿布

痛いところに冷を貼りましょう。

・物理療法

主に電気治療・マッサージ・鍼灸治療のことです。


・ストレッチや体操

対応する筋肉を伸ばしたり動かしたりすることです。


こんなぐらいでしょうか。

簡単すぎるぐらいに紹介しましたが、これからも

いろんなケガは紹介していくつもりなので

急に痛めた場合の治療法はまた近いうちに紹介

していきますね😄

でないと一回一回同じことを紹介するのも

おかしいと思ったので後日まとめておきます😅

題名はおそらく「急に痛めた場合の対処法」とでも

タイトル付けると思います。

治療法の中で一番大事なのは冷やして安静にする

ことです。

筋肉痛ぐらいなら動かすのは問題ないですが

炎症が出ているのは本来普通にしていたら

ありえないことですから一晩寝れば完全回復

とはいきません。

いろんな治療があるみたいなので断言は出来ませんが

ケガして炎症が発生するとすぐには治らないので

冷やしながら自分の回復力を高めていくのが

大事だと僕は思っています。

もちろん高めるのは物理療法が主ですね。

次に予防方法ですが、防ぐためにやることとして

テニスを始める前と終わった後に必ずストレッチ

行うことです。





急に始めると、急に筋肉や関節に負担がかかるという

ことなので負担が大きくなります。

ストレッチは必ず行いましょう。

やり方としては

片方の手を前に伸ばして親指を下にします。

もう片方の手で指を引っ張りゆっくり伸ばしていきます。

これを反対側も行います。

手首を返して同様に指をゆっくり引っ張ります。

これも左右行いましょう。

これをするだけでもだいぶ予防になると

思うのでやってみてくださいね😄

あとはオーバーワークにならないように気を

付けることとしすぎたときは肘を冷やして

あげるのも一つの方法です。

以上でテニス肘の紹介を終わりますがいかが

だったでしょうか?

次回は急に痛めたときの対処法をまず紹介し、

そのあとまた通常通り今度はゴルフ肘を

紹介していきますのでよろしくお願いします。




























2019年11月4日

上腕、前腕、手の筋肉を一挙紹介

今回は上肢(上腕部~前腕~手指)の筋肉名、

どこからどこについてどう動くのか、どういった

神経で動いているのか、について紹介していきます。






筋肉名に入る前に動きの説明ですが、

屈曲=肘を曲げる

伸展=肘を伸ばす

回外=肘を起点に手の平を上に向ける

回内=肘を起点に手の平を下に向ける

となります。

それでは見ていきましょう。


「上腕の筋肉」

上腕二頭筋

上腕二頭筋長頭短頭に分かれます。

長頭は肩甲骨の関節上結節から

短頭は肩甲骨の烏口突起から

橈骨の橈骨粗面に付きます。

筋皮神経支配で前腕回外の状態から

肘を屈曲する役目の筋肉です。

いわゆる力こぶの所ですね。

上腕三頭筋

名前の通り、長頭内側頭外側頭の三頭から

なります。

長頭肩甲骨の関節下結節

内側頭上腕骨の橈骨神経溝外側下方

外側頭上腕骨の橈骨神経溝外側上方

から尺骨の肘頭に付きます。

橈骨神経支配で主に肘を伸展させる作用が

あります。

上腕二頭筋とは拮抗する正反対の関係ですね。

肘筋

肘筋上腕骨外側上顆後面から尺骨粗面

付く筋肉で橈骨神経が支配しており

肘関節を伸展させる働きがあります。

「前腕の筋肉」

・伸筋群

腕橈骨筋

上腕骨の外側上顆から橈骨の茎状突起に付き、

橈骨神経が支配しています。

主に肘関節の屈曲前腕の回外動作に関与します。

回外筋

上腕骨の外側上顆、尺骨の回外筋稜、輪状靭帯、

外側側副靭帯から前腕外側面に付き、橈骨神経

が支配しています。

名前のまんまですが前腕を回外させます。

長橈側手根伸筋

上腕骨外側上顆から第2中手骨底背面に付く

長い筋肉です。

橈骨神経支配で手関節の背屈、撓屈

肘関節の屈曲に関与します。

短橈側手根伸筋

上腕骨外側上顆、橈骨輪状靭帯、外側側副靭帯から

第3中手骨底背面に付きます。

橈骨神経支配で長橈側手根伸筋とともに

手関節の背屈、橈に関与します。

尺側手根伸筋

上腕骨外側上顆から付き、第5中手骨底背面につきます。

橈骨神経支配で手関節の背屈と尺屈に関与します。

総指伸筋

上腕骨外側上顆、外側側副靭帯、前腕筋膜から

第2~第5中節骨底、末節骨底に付きます。

橈骨神経支配で第2~第5指を伸展させる唯一の

筋肉です。

長母指伸筋

尺側中部背面、前腕骨間膜背面から

母指の末節骨底背面に付きます。

橈骨神経支配で母指の伸展、外転に関与します。

母指を反らす動作ですね。

短母指伸筋

前腕骨間膜の背面、橈骨中部後面から

母指基節骨底に付きます。

橈骨神経支配で長母指伸筋とともに母指を伸展

外転させ、手関節の伸展にも関与します。

長母指外転筋

橈骨、尺骨中部の背面、前腕骨間膜背面から

第1中手骨底の外側に付きます。

橈骨神経支配で母指を外転、手関節橈屈させる

作用があります。

いわゆる手の平を大きく広げる動きです。

示指伸筋

前腕骨間膜背面、尺骨遠位背面から

第2指指背腱膜に付きます。

橈骨神経支配で人差し指を伸ばす働きをします。

小指伸筋

上腕骨外側上顆から小指の指背腱膜に付きます。

橈骨神経支配で第5指を伸展させる働きがあります。

・屈筋群

円回内筋

上腕頭は上腕骨内側上顆から

尺骨頭は尺骨鈎状突起から

橈骨の前外側面に付きます。

正中神経支配で前腕の回内、肘関節の屈曲

に作用します。

ペットボトルのふたを開ける時等に関与します。

橈側手根屈筋

上腕骨内側上顆、前腕筋膜から第2~第3中手骨底

掌側面に付きます。

正中神経支配で手関節掌屈、橈屈

肘関節屈曲、前腕回内に作用します。

長掌筋

上腕骨内側上顆から手掌腱膜に付きます。

正中神経支配で手関節掌屈、肘関節屈曲にも

わずかに関与します。

尺側手根屈筋

上腕頭は上腕骨内側上顆から

尺骨頭は肘頭から

豆状骨、第5中手骨底に付きます。

尺骨神経支配で手関節掌屈、尺屈に作用します。

これだけ尺骨神経なので試験ではややこしかったです😅

浅指屈筋

上腕頭は上腕骨内側上顆から

尺骨頭は尺骨粗面及び内側側副靭帯から

橈骨頭は橈骨上方前面から

第2~第5中節骨底に付きます。

正中神経支配で第2~第5指PIP関節の屈曲と

手関節掌屈に関与します。

手を握る動きや手首を曲げる動きに作用します。

深指屈筋

尺骨前面、前腕骨間膜前面から第2~第5指末節骨底

の掌側に付きます。

橈側面は正中神経支配

尺側側は尺骨神経支配で第2~第5指DIP、PIP関節

の屈曲と手関節の掌屈に関与します。

方形回内筋

尺骨の遠位端四分の一前面から

橈骨遠位端四分の一前面に付きます。

正中神経支配で前腕の回内に関与します。

長母指屈筋

橈骨前面、前腕骨間膜前面から母指末節骨底掌側

に付きます。

正中神経支配で母指IP、MP関節の屈曲や

手関節の橈屈に関与します。


「手指部」







・母指球筋

短母指屈筋

深頭は大菱形骨結節、第一中手骨の尺側、

第一背側骨間筋の内側頭から

浅頭は屈筋支帯から

母指の基節骨底に付きます。

正中神経、尺骨神経支配で母指の

付け根を屈曲させる働きがあります。

短母指外転筋

舟状骨結節、屈筋支帯から

母指の基節骨底に付きます。

正中神経支配で母指を外転させる作用があります。

母指内転筋

横頭は第3中手骨の掌側から

斜頭は屈筋支帯、有頭骨、第2、3中手骨底の掌側から

母指の基節骨底に付きます。

尺骨神経支配で母指を内転させる働きがあります。

母指対立筋

大菱形骨、屈筋支帯から

第1中手骨の橈側縁に付きます。

正中神経支配で母指を手掌に近づける働きがあります。


「小指球筋」

短小指屈筋

有鈎骨鈎、屈筋支帯から

小指の基節骨底掌側面に付きます。

尺骨神経支配で小指MP関節を屈曲させる

働きがあります。

小指外転筋

豆状骨、屈筋支帯から小指の基節骨底尺側に付きます。

尺骨神経支配で小指の外転、MP関節の屈曲

関与します。

小指対立筋

有鈎骨鈎、屈筋支帯から第5中手骨尺側縁に付きます。

尺骨神経支配で小指を親指の方へ曲げる動きに関与します。


「骨間筋」

掌側骨間筋

第2中手骨の尺側、第4、第5指中手骨橈側、

指背腱膜から第2指基節骨底尺側、第4指、第5指

中手骨橈側に付きます。

尺骨神経支配で第2・4・5指MP関節の屈曲、

第1・第2関節の伸展に関与します。

背側骨間筋

第1~5中手骨の相対面から

第2~4指の基節骨底、指背腱膜に付きます。

尺骨神経支配で手の平を大きく拡げる動きに関与します。

虫様筋

第2・3指の深指屈筋腱橈側と第4~5指の深指屈筋腱

の相対面から伸筋腱膜と中手指節関節の関節包に付きます。

橈側は正中神経

尺側は尺骨神経支配で第2~5指MP関節の屈曲

とDIP関節遠位、PIP関節近位の伸展に関与します。

と以上になります。

長くなりましたが大丈夫でしょうか?😅

非常に多いですよね😅

次回はよく見られるゴルフ肘テニス肘について

紹介していきますのでよろしくお願いします😄