今回はテニス肘について紹介していきます。
一体どんな状態の肘なのか、これだけでは
分かりませんね😅
一般的にスポーツの名前が付いている病名は
このスポーツをしている人が痛めやすい部分を
表しています。
やったことのある人なら良く分かると思います。
具体的に ・何故なるのか?
・どの場所にどんな痛みがあるのか?
・治療法は?
・予防方法は?
について紹介していきますね。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
「由来と原因」
名前の由来は名前の通り、テニスをして負傷する
場所が外側に多いことからテニス肘と呼ばれて
います。
ここでいうのはバックハンドで打つことによる
負傷で一番多い負傷です。
この打ち方難しいですもんね😅
僕はテニスあまりしたことがないのですが
バックハンドで打つって難易度が結構高そうな
イメージがあります。
基本をちゃんと教えてくれる人がいて
フォームをしっかり出来ていないと痛める確率が
上がってしまうでしょうね😅
ということから、小さいころから始めてる人よりも
中年ぐらい、もしくは急に始めたりした人の方が
テニス肘になる人が多いです。
僕も始めたらなるかもしれませんね😅
バックハンドによるものが大半で、
フォアハンドで打った時に負傷する内側上顆炎も
ありますが、これはまあ置いときましょう。
テニス肘になる仕組みとしては
テニスを繰り返ししていると筋肉に疲労が溜まり、
外側上顆に付いている筋肉の腱が炎症を起こして
痛くなります。
外側上顆に付いている筋肉として
①長橈側手根伸筋
②短橈側手根伸筋
③総指伸筋
の3つが関係深いといわれていて、特に②が
負傷することが多いです。
とはいえ、テニスをしている人がみんな負傷して
いるわけではないです。
まだ若い人はほぼほぼなることはないので大丈夫
ですが、問題は年を重ねてからですね😅
スイングするにもフォームが大事ですから
ある程度正しいフォームでしないと過度に負担が
かかり、負傷しやすくなります。
我流で繰り返ししたり初心者が急にやり過ぎたり
するとこれまた負傷しやすくなります。
他にもテニス以外の手や腕を使う作業で同じように
痛めた場合でもテニス肘というのでそこはややこしい
ですね😅
そんなテニス肘ですが、どんな治療法があるのか?
順番に見ていきましょう。
・アイシング
痛いところを冷やしましょう。
・湿布
痛いところに冷を貼りましょう。
・物理療法
主に電気治療・マッサージ・鍼灸治療のことです。
・ストレッチや体操
対応する筋肉を伸ばしたり動かしたりすることです。
こんなぐらいでしょうか。
簡単すぎるぐらいに紹介しましたが、これからも
いろんなケガは紹介していくつもりなので
急に痛めた場合の治療法はまた近いうちに紹介
していきますね😄
でないと一回一回同じことを紹介するのも
おかしいと思ったので後日まとめておきます😅
題名はおそらく「急に痛めた場合の対処法」とでも
タイトル付けると思います。
治療法の中で一番大事なのは冷やして安静にする
ことです。
筋肉痛ぐらいなら動かすのは問題ないですが
炎症が出ているのは本来普通にしていたら
ありえないことですから一晩寝れば完全回復
とはいきません。
いろんな治療があるみたいなので断言は出来ませんが
ケガして炎症が発生するとすぐには治らないので
冷やしながら自分の回復力を高めていくのが
大事だと僕は思っています。
もちろん高めるのは物理療法が主ですね。
次に予防方法ですが、防ぐためにやることとして
テニスを始める前と終わった後に必ずストレッチを
行うことです。
急に始めると、急に筋肉や関節に負担がかかるという
ことなので負担が大きくなります。
ストレッチは必ず行いましょう。
やり方としては
片方の手を前に伸ばして親指を下にします。
もう片方の手で指を引っ張りゆっくり伸ばしていきます。
これを反対側も行います。
手首を返して同様に指をゆっくり引っ張ります。
これも左右行いましょう。
これをするだけでもだいぶ予防になると
思うのでやってみてくださいね😄
あとはオーバーワークにならないように気を
付けることとしすぎたときは肘を冷やして
あげるのも一つの方法です。
以上でテニス肘の紹介を終わりますがいかが
だったでしょうか?
次回は急に痛めたときの対処法をまず紹介し、
そのあとまた通常通り今度はゴルフ肘を
紹介していきますのでよろしくお願いします。
2019年12月1日
2019年11月4日
上腕、前腕、手の筋肉を一挙紹介
今回は上肢(上腕部~前腕~手指)の筋肉名、
どこからどこについてどう動くのか、どういった
神経で動いているのか、について紹介していきます。
どこからどこについてどう動くのか、どういった
神経で動いているのか、について紹介していきます。

筋肉名に入る前に動きの説明ですが、
屈曲=肘を曲げる
伸展=肘を伸ばす
回外=肘を起点に手の平を上に向ける
回内=肘を起点に手の平を下に向ける
となります。
それでは見ていきましょう。
「上腕の筋肉」
①上腕二頭筋
上腕二頭筋は長頭と短頭に分かれます。
長頭は肩甲骨の関節上結節から
短頭は肩甲骨の烏口突起から
橈骨の橈骨粗面に付きます。
筋皮神経支配で前腕回外の状態から
肘を屈曲する役目の筋肉です。
いわゆる力こぶの所ですね。
②上腕三頭筋
名前の通り、長頭・内側頭・外側頭の三頭から
なります。
長頭は肩甲骨の関節下結節
内側頭は上腕骨の橈骨神経溝外側下方
外側頭は上腕骨の橈骨神経溝外側上方
から尺骨の肘頭に付きます。
橈骨神経支配で主に肘を伸展させる作用が
あります。
上腕二頭筋とは拮抗する正反対の関係ですね。
③肘筋
肘筋は上腕骨外側上顆後面から尺骨粗面に
付く筋肉で橈骨神経が支配しており
肘関節を伸展させる働きがあります。
「前腕の筋肉」
・伸筋群
①腕橈骨筋
上腕骨の外側上顆から橈骨の茎状突起に付き、
橈骨神経が支配しています。
主に肘関節の屈曲と前腕の回外動作に関与します。
②回外筋
上腕骨の外側上顆、尺骨の回外筋稜、輪状靭帯、
外側側副靭帯から前腕外側面に付き、橈骨神経
が支配しています。
名前のまんまですが前腕を回外させます。
③長橈側手根伸筋
上腕骨外側上顆から第2中手骨底背面に付く
長い筋肉です。
橈骨神経支配で手関節の背屈、撓屈と
肘関節の屈曲に関与します。
④短橈側手根伸筋
上腕骨外側上顆、橈骨輪状靭帯、外側側副靭帯から
第3中手骨底背面に付きます。
橈骨神経支配で長橈側手根伸筋とともに
手関節の背屈、橈屈に関与します。
⑤尺側手根伸筋
上腕骨外側上顆から付き、第5中手骨底背面につきます。
橈骨神経支配で手関節の背屈と尺屈に関与します。
⑥総指伸筋
上腕骨外側上顆、外側側副靭帯、前腕筋膜から
第2~第5中節骨底、末節骨底に付きます。
橈骨神経支配で第2~第5指を伸展させる唯一の
筋肉です。
⑦長母指伸筋
尺側中部背面、前腕骨間膜背面から
母指の末節骨底背面に付きます。
橈骨神経支配で母指の伸展、外転に関与します。
母指を反らす動作ですね。
⑧短母指伸筋
前腕骨間膜の背面、橈骨中部後面から
母指基節骨底に付きます。
橈骨神経支配で長母指伸筋とともに母指を伸展、
外転させ、手関節の伸展にも関与します。
⑨長母指外転筋
橈骨、尺骨中部の背面、前腕骨間膜背面から
第1中手骨底の外側に付きます。
橈骨神経支配で母指を外転、手関節橈屈させる
作用があります。
いわゆる手の平を大きく広げる動きです。
⑩示指伸筋
前腕骨間膜背面、尺骨遠位背面から
第2指指背腱膜に付きます。
橈骨神経支配で人差し指を伸ばす働きをします。
⑪小指伸筋
上腕骨外側上顆から小指の指背腱膜に付きます。
橈骨神経支配で第5指を伸展させる働きがあります。
・屈筋群
①円回内筋
上腕頭は上腕骨内側上顆から
尺骨頭は尺骨鈎状突起から
橈骨の前外側面に付きます。
正中神経支配で前腕の回内、肘関節の屈曲
に作用します。
ペットボトルのふたを開ける時等に関与します。
②橈側手根屈筋
上腕骨内側上顆、前腕筋膜から第2~第3中手骨底
掌側面に付きます。
正中神経支配で手関節掌屈、橈屈
肘関節屈曲、前腕回内に作用します。
③長掌筋
上腕骨内側上顆から手掌腱膜に付きます。
正中神経支配で手関節掌屈、肘関節屈曲にも
わずかに関与します。
④尺側手根屈筋
上腕頭は上腕骨内側上顆から
尺骨頭は肘頭から
豆状骨、第5中手骨底に付きます。
尺骨神経支配で手関節掌屈、尺屈に作用します。
これだけ尺骨神経なので試験ではややこしかったです😅
⑤浅指屈筋
上腕頭は上腕骨内側上顆から
尺骨頭は尺骨粗面及び内側側副靭帯から
橈骨頭は橈骨上方前面から
第2~第5中節骨底に付きます。
正中神経支配で第2~第5指PIP関節の屈曲と
手関節掌屈に関与します。
手を握る動きや手首を曲げる動きに作用します。
⑥深指屈筋
尺骨前面、前腕骨間膜前面から第2~第5指末節骨底
の掌側に付きます。
橈側面は正中神経支配
尺側側は尺骨神経支配で第2~第5指DIP、PIP関節
の屈曲と手関節の掌屈に関与します。
⑦方形回内筋
尺骨の遠位端四分の一前面から
橈骨遠位端四分の一前面に付きます。
正中神経支配で前腕の回内に関与します。
⑧長母指屈筋
橈骨前面、前腕骨間膜前面から母指末節骨底掌側
に付きます。
正中神経支配で母指IP、MP関節の屈曲や
手関節の橈屈に関与します。
「手指部」
・母指球筋
①短母指屈筋
深頭は大菱形骨結節、第一中手骨の尺側、
第一背側骨間筋の内側頭から
浅頭は屈筋支帯から
母指の基節骨底に付きます。
正中神経、尺骨神経支配で母指の
付け根を屈曲させる働きがあります。
②短母指外転筋
舟状骨結節、屈筋支帯から
母指の基節骨底に付きます。
正中神経支配で母指を外転させる作用があります。
③母指内転筋
横頭は第3中手骨の掌側から
斜頭は屈筋支帯、有頭骨、第2、3中手骨底の掌側から
母指の基節骨底に付きます。
尺骨神経支配で母指を内転させる働きがあります。
④母指対立筋
大菱形骨、屈筋支帯から
第1中手骨の橈側縁に付きます。
正中神経支配で母指を手掌に近づける働きがあります。
「小指球筋」
①短小指屈筋
有鈎骨鈎、屈筋支帯から
小指の基節骨底掌側面に付きます。
尺骨神経支配で小指MP関節を屈曲させる
働きがあります。
②小指外転筋
豆状骨、屈筋支帯から小指の基節骨底尺側に付きます。
尺骨神経支配で小指の外転、MP関節の屈曲に
関与します。
③小指対立筋
有鈎骨鈎、屈筋支帯から第5中手骨尺側縁に付きます。
尺骨神経支配で小指を親指の方へ曲げる動きに関与します。
「骨間筋」
①掌側骨間筋
第2中手骨の尺側、第4、第5指中手骨橈側、
指背腱膜から第2指基節骨底尺側、第4指、第5指
中手骨橈側に付きます。
尺骨神経支配で第2・4・5指MP関節の屈曲、
第1・第2関節の伸展に関与します。
②背側骨間筋
第1~5中手骨の相対面から
第2~4指の基節骨底、指背腱膜に付きます。
尺骨神経支配で手の平を大きく拡げる動きに関与します。
③虫様筋
第2・3指の深指屈筋腱橈側と第4~5指の深指屈筋腱
の相対面から伸筋腱膜と中手指節関節の関節包に付きます。
橈側は正中神経
尺側は尺骨神経支配で第2~5指MP関節の屈曲
とDIP関節遠位、PIP関節近位の伸展に関与します。
と以上になります。
長くなりましたが大丈夫でしょうか?😅
非常に多いですよね😅
次回はよく見られるゴルフ肘とテニス肘について
紹介していきますのでよろしくお願いします😄
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